そもそもブラックバスとは

 

一言で言ってしまえば窓が黒いバスです。まさにそのまんまです(笑)

 

もう少し細かく説明すると広電が推し進めていた『ツーステップバスを2015年度末までに低床バスに置き換えてしまいましょう計画』のもと純正のエルガやブルーリボンⅡだけでなく大都市圏からの中古車を導入してツーステップバスを集中的に置き換えるという目的で誕生しました。

まず2012年初めに横浜市交通局からワンステップのブルーリボンHUを15台導入したのが数年ぶりの中古車導入再開の口火となりました。(この15台は窓が黒ではなく緑のフィルムで覆われているのが特徴です。)

そして同年夏に真っ黒なフィルムに包まれたニューエアロスター2台が熊野に投入され、ブラックバスシリーズの始まりとなりました。ブラックバスは2012~13年にかけて驚異的なスピードで増備され、西風新都営業課を除く各営業課に配置、2018年からは転属により呉エリア所属のブラックバスも誕生しましたが近年では予備車化される車も増え始め低床化推進のためのショートリリーフとしての役目を徐々に終えようとしています。

車内外の窓を比較
車内外の窓を比較

 

余談ですがこのブラックバスという名前は私がその見た目から勝手に命名したんですが外来種(中古車)が従来の希少な在来種(ツーステップ)を食い潰すという点では間違ってはいないのではという声もあったりなかったりします。
  

ブラックバスの主な特徴

主に以下の5つがおおきな特徴と言えます。

 

  • 遮光幕代わりのブラックフィルム
  • 座席は広電オリジナルハイバックシートに交換
  • 車イスへの対応は100%ではない
  • ドアチャイムは広電オリジナルと元事業者のものが混在
  • 降車ボタンは元事業者のものをそのまま使用。

なぜこんなにも黒いのか

以前風の噂で広電は新車にブラインドは似合わないという理由の元遮光フィルムにシフトを移していったという話を聞いたことがありますが真相は定かではありません。ちなみに純正の車もなかなか黒いですがブラックバスみたいに車内が完全に見えなくなるレベルではありません。